2011-03-10 第177回国会 参議院 環境委員会 第1号
一方で、島レモンの葉やタンカンの実を食べるなどの農業被害や防除ネットへの絡まり事故も発生していることから、小笠原亜熱帯農業センターでは、個体を傷つけない防除方法を研究し、被害防止と保護の両立を図っています。同センター視察中、オガサワラオオコウモリが日没後にねぐらから飛び立つ様子を観察するという貴重な体験ができました。
一方で、島レモンの葉やタンカンの実を食べるなどの農業被害や防除ネットへの絡まり事故も発生していることから、小笠原亜熱帯農業センターでは、個体を傷つけない防除方法を研究し、被害防止と保護の両立を図っています。同センター視察中、オガサワラオオコウモリが日没後にねぐらから飛び立つ様子を観察するという貴重な体験ができました。
日本の国は、その亜熱帯農業、沖縄でも虫との闘いで大きな成果を上げているんです。そういう農業生産、これに対する支援もできる。
特に、サトウキビなどの生産性の向上はもとよりでありますけれども、沖縄の気候条件の優位性を生かして、野菜、花卉、果樹、畜産の振興などを目指して、特色ある亜熱帯農業の確立を図ることが重要ではないか。 私は、沖縄には非常に大きな可能性がある、こう確信しておりまして、今後、先生のまた御指導をいただいてしっかり対応してまいりたい、かように考えている次第でございます。
復帰後、三次にわたる沖縄振興開発計画に基づきまして沖縄の農業振興が進められてきたわけでありますが、農業用水の確保、圃場整備、草地開発等の生産基盤の整備や、基幹作物であるサトウキビの生産性あるいは品質の向上のほか、ウリミバエ等の特殊病害虫の根絶など、特色ある亜熱帯農業の確立や農業経営の安定に向けた諸施策の推進に努めているところでございます。
先ほど来の話に出ていますように、沖縄のその立地特性を生かした亜熱帯農業といいますか、そういうものを、当然今、問題意識を持って取り組んでいらっしゃると思いますけれども、その基本的な考え方をここで御説明をお願いしたいと思います。
○国務大臣(青木幹雄君) 沖縄の農業振興につきましては、復帰後三次にわたる沖縄振興開発計画に基づきまして、政府といたしましても、生産基盤の整備を初めといたしまして、特色ある亜熱帯農業や農業経営の安定のためにいろいろ地元の皆さんとともに努力をしたところでございます。
三次にわたります振興開発計画に基づきまして、産業振興の基礎となる基盤の整備等を推進いたします一方、先ほど来申し上げておりますように、沖縄の特性を生かした基幹産業であります観光リゾート産業や亜熱帯農業の振興を図りますとともに、競争力のある製造業の振興に努めておるところでございます。
そういう意味で、大臣、今三つのプロジェクトチームでいろいろ御研究なさっていることは結構でありますが、私は、やはり沖縄に公的研究機関というものを、沖縄農業、亜熱帯農業を国際化していくにはどうすればいいかという、そのための頭脳と人材とを注入する、それが農民に意欲を与える。そしてもう量より質の時代ですね、そういう面では、そこいらももう少し検討していただきたい。
それから熱帯性の果樹、これも特徴、特色があるわけでございますし、畜産などの振興にも力を入れて、要は特色のある亜熱帯農業として沖縄農業を確立していくということが重要であろうと思っております。 また、第三次沖縄振興開発計画の後期の五カ年に入るわけでございまして、そういう展望も踏まえまして、今後特色のある沖縄農業の振興を図ってまいるように努めてまいりたいと考えております。
そういった野菜とかあるいは果実、これは外国から果実が輸入されるときはおおむね青い状態で未熟の状態で来るわけでありますが、沖縄で完熟されておいしい果物、これは本土のデパートとかいろんなところで売られておりますがなかなか評判がいいわけでありますので、こういった完熟化された果実、あるいは花も他の地域でつくられたものより一層美しい立派なものだとも言われておるわけでありますので、こういった花卉等のいわゆる亜熱帯農業
いろいろと御指摘はございましたが、私は、沖縄の現状を見る限りにおいては、今後とも生産性の高い、特色ある亜熱帯農業の確立に向けて、関係省とも連携して諸施策の一層の効果的、効率的な推進に努めてまいりたいと思う次第であります。
そういうことで、沖縄開発庁といたしましても、今後とも、第三次の沖縄振興開発計画に基づきまして、道路、空港、港湾、水資源等沖縄の産業振興の基盤となる施設の整備を図っていかなければならぬ、また、観光リゾートの振興に資する交通の基盤施設の整備を推進するとともに、春、冬季の野菜とかあるいは果実、花卉等亜熱帯農業の振興を新たに図っていこう、南における観光リゾート地の形成や観光リゾート産業の育成を図る、あるいは
沖縄は、特色のある亜熱帯農業の確立ということで、さまざまな施策をやっておるわけであります。例えば、ウリミバエの撲滅とか、これは非常にユニークな研究成果ではないかとも思いますし、そのほかサトウキビの優良品種の育成あるいは栽培方法。 それから、基盤整備という面からいいますと、例えば地下ダムの建設、これは沖縄だけがやっておることであります。
今後とも、沖縄の特色ある農業、サトウキビ、野菜、花、果樹、畜産等を組み合わせました亜熱帯農業の振興を図りますために、地形、気象等の条件を十分配慮いたしまして、農業用水の確保なり農地の整備なりの生産基盤整備等を積極的に推進してまいりたいと考えております。
それと同時に、依然として本土との経済格差というものは非常に大きなものがあるわけでありますから、この第三次振計に基づきまして、その格差是正に努力をすると同時に、自立的な発展の基礎条件を整備いたしまして、沖縄の有する自然的、地理的な条件、豊かな海洋資源の存在、亜熱帯の地域に適応し得るような独自の技術の蓄積等の多くの地域特性を積極的に活用しまして、亜熱帯農業あるいは観光リゾート産業等特色のある産業の振興、
沖縄県が打ち出している国際都市形成ビジョンの一つに、国際技術協力を掲げ、沖縄の地域特性を活用した亜熱帯農業や環境技術等を通じた国際貢献を図るとして、本年八月に亜熱帯総合研究所を設立する予定であると聞いております。この研究所の研究対象として、例えばウリミバエの根絶技術や赤土除去技術等が挙がっております。
具体的には、基幹作物であるサトウキビの生産性、品質の向上を図ること、さらにまた気象条件の有利性を生かした、御指摘が今ございました冬春季野菜や、あるいは花卉、熱帯果樹、草地畜産などの振興を図り、沖縄農業を特色ある亜熱帯農業として確立していくことが重要であると思います。
今後とも、産業基盤の整備を続けて推進するとともに、冬春季の野菜、果実、花卉等、亜熱帯農業の振興、観光リゾート産業の育成、これらとともに、なかなか困難な問題ではございますが、製造業の振興にも努める必要があると、このように考えておる次第でございます。
○荒井(聰)委員 亜熱帯農業に関する農業技術というのは、沖縄の振興のためだけではなくて、我が国のODAがアジアの諸国に展開していく上で大変有益な技術にもなろうというふうに私は考えてございますので、沖縄開発庁が中心となりまして、関係省庁、関係研究機関あるいは民間の研究機関とも協力をして、ぜひ亜熱帯農業技術の開発、展開というものに努力をされていただきたい。
この結果、近年、野菜、花卉、熱帯果実等の生産が伸びるなど明るい展望も開かれておりますので、今後とも関係省庁と密接な連携を図りつつ、特色ある亜熱帯農業の確立を図ってまいりたい、かように存じております。
○荒井(聰)委員 私は、亜熱帯農業というのは非常に関心があるというか、興味がございます。それは、私が十数年前にスリランカというところで書記官をしておりまして、そこで経済協力を担当する書記官だったわけです。
先生の御指摘は、米軍基地が返還された場合ということで、例えば亜熱帯農業とかいろいろお話がありましたが、そういった点でよろしいでしょうか。 米軍施設が返還された場合には、その跡地利用は重要な課題であると認識をいたしております。
○国務大臣(上原康助君) 具体的な中身につきましては振興局長からお答えさせますが、私もこのウリミバエが南西諸島から根絶されるということは本当に画期的なことで、沖縄の亜熱帯農業の振興に非常に大きな成果だと、これからの発展にも大きな役割を果たすと思うんです。
過程の中ですからいろんなことはあるんだろうと思いますが、基本的には、今申し上げたように特色ある亜熱帯農業として確立していくことが重要だというふうに感じております。
日本にとって唯一の亜熱帯地域の沖縄の農業については大臣とされても非常に大事にしていらっしゃると信じますが、最後に大臣の沖縄農業、すなわち日本の唯一の亜熱帯農業に対する基本的なひとつお考えをお聞かせ願いまして、終わりたいと思います。
このため、第三次沖縄振興開発計画を策定し、特色ある亜熱帯農業の確立に向けて引き続き積極的に沖縄の農業の振興開発を図っているところでございます。 このような見地から、沖縄開発庁といたしましては、関係省庁と密接な連携をとりながら農業用水源の開発、かんがい施設の整備等農業、農村の整備、ウリミバエ等の特殊病害虫防除の計画的な推進に努めてまいりたい、かように考えておるところでございます。
今も何点がお話しいただいたのですが、この三次振計におきましても、沖縄の農業については、特色ある亜熱帯農業の確立を目指し、担い手の育成確保を図りつつ生産条件の改善に努め、野菜、花井あるいは果樹、さらには肉用年等の供給基地の形成を推進するとともに、基幹産業でありますサトウキビの生産性の向上に努める、こうなっております。
今後ぜひ沖縄における亜熱帯農業の充実について全力投球をしていただきたいことを強く要望いたします。 次に、農林水産省の予算の近年の推移を顧みますというと、だんだん減ってきているのではないかと私は理解いたしております。その農林水産省予算の近年の推移と現在の予算額に対する大臣の所感を承って、私の質問を終わります。